食欲の秋ですね。
私たちの身体は食べることによって成長し、維持されています。
身体の組織は代謝され、日々アップデートされていて
骨は10年ですっかり新しく入れ替わるといいますから、
10年前の自分と今の自分はもうはや同じではないという見方もできます。
こうしたことからもわかるように
何を食べるのか。
食の選択がいかに重要なものなのかと改めて思うわけです。
その時選択した食によって10年後に健康を維持しているのか、
もっと増進しているのか、
または不調を起こしているのかは今の選択にかかっているのですね。
でも、しかし、
健康を願うあまり、
マニュアル的な選択に頼りきってしまうのも違うと思います。
身体にいい食品の情報は世の中に溢れていますが
それにただ飛びつくのは止めておいたほうがいいでしょう。
なぜなら、自分の身体が必要としているものは、
自分がいちばんよく知っているからです。
じゃあ、加工されていて科学保存料などを含んだ食品を
毎日毎日食べたいと思うのもOK? といえば当然、
それはNOです。
身体はストレスや知らないことによって、
自分にとって有益ではないものを
欲してしまうことも多々あります。
で、そんな勘違いにどう対処すればいいのかというと
知るべきことを知っておく
ということ。
例えば農薬をたくさん使った野菜がなぜ身体に良くないのか。
農薬は野菜につく虫を殺すものです。
虫の生命を奪う毒性が人間の身体には絶対大丈夫
なんてふうには考えづらいですよね。
このくらいですと簡単に推測できます。
じゃあ、
実際にどんなふうに良くないかというと・・・
結果的症状もかなり幅広いと思いますが、
まず考えられることは
農薬など化学的な毒素を身体が消化することは大変で、
どんどん自然にデトックスできればいいのですが、
体内に残留していつか不調のもととなる可能性もあるということです。
少なくとも私の場合、農薬野菜をただ洗って調理した食事と
意識的に除去した同じものの味の違いに驚いたことが何度かあります。
後者のほうが断然美味しいのです。
身体にいいものとは美味しいものです。
でも、普段からあまり不純なものばかり食べていると
味覚がマヒしてピンと来なくってしまうかもしれません。
そうした感覚のマヒを修正するなら、
思いっきり新鮮で、
その時食べたいものを食べることを
時々でもいいから意識的にしてみることです。
そうすると、身体によくないものを食べたとき、
これは? と徐々に気づけるようになっていくでしょう。
さて、
美味しい果物が食べたい!
と思ったときに思い出していただきたいお話をしましょう。
アーユルヴェーダでは、木で熟した完熟フルーツが
特に生命エネルギーであるオージャスへと容易に変換される
食品の一つであるといいます。
有機農法や農薬を除去した安全で、かつ、完熟したフルーツは格別に美味しく、
食べた瞬間に喜びと元気がはじけるようなパワーを持っているものです。
有機農法のフルーツや野菜を食べていると身体が元気だし、
心もより健全を保つという感覚を覚える方も少なくはないでしょう。
ところで、なぜそんなに完熟した果物が良いと
アーユルヴェーダでは言うのでしょうか。
それは植物が太陽のエネルギーを
ダイレクトに受けて、それそのものとして育つからだと言います。
ということは、
野菜や果物は太陽エネルギー
そのものと言えそうです。
特に木で完熟した果物であれば、
太陽エネルギーで育った木の完璧な最終産物となるわけですから
人にとっては栄養のかたまりです。
地球上の生物のだいたいは太陽によって生かされていますし、
特に一般的に人にとって太陽はなくてはならないものですが、
これぞ生命源なのかもしれません。
その生命の源のかたまりが完熟した果物だ、と思い至りました。
蛇足ですが。
インドには太陽光だけで生きているという不食の人もいるそうで、
逆に言えば太陽があれば生きていける人もいるということでしょうか。
ちなみに、不食はその方の選択ですが、おススメはしません。
不食だからすごいとか、ベジタリアンが偉いとか、
ビーガンだから意識が高いなどということはなく、
ただ単にその人の選択だとおっしゃった人がいましたが全くの同感です。
一般的には規則的に、安全で良質な食事を楽しむのがいちばんでしょう。
美味しく、楽しく、安全で太陽たっぷりの果物や野菜をいただくことは
健康にいいってことを知っておくといいですね!
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