急に冬？ というくらい寒くなってきました。
つい最近まで夏だったような気がするのに・・・。
この寒暖の差で体調を崩したりする方がいるように、
心配や不安にかられている方も
いらっしゃるでしょうか。
心配・不安は心の不安定さを増幅しますが、
この感情は寒暖の差が激しくなると影響を受けやすくなります。
「え❔ 寒くなって心配・不安が増す？
いえいえ、私の場合はちゃんと理由があって悩んでいますから」
と思う方もあるかもしれません。
ところが、同じ心配・不安もそのときの体調やお天気によって
ずいぶん違ったりするのです。
実際の問題の大きさは同じでも、
体調、環境にヴァータ（不安定な質）が多くあれば
それにあおられて、現実の心配・不安よりも大きく捉えてしまうことは
そう珍しいことではありません。
へー。そういう人もいるんだぁ、と、他人事のように思った方も、
もしかすると自覚していないだけで
あおられていることがあるかもしれませんから、
すごーく心配になってしまった時、なんだか不安でたまらなくなったとき、
いや、ちょっと待てよ。
と、ご自分の体調や環境を確認してみてくださいね。
なんでもそうですが、
もし問題があるとしたら、
それは“気づいていない”こと、
“無意識”であることです。
“気づいて”さえいれば、
“意識化”できていれば
問題は問題ではなくなるのです。
さて、悩みや不安があるとき、
注意するといいことがあります。
それは
夜に悩まない
こと。
夜の時間帯に悩むことは、朝や日中よりも、
より悲観的になったり、疑い深くなったり、
やたらと悲しくなったり、堂々巡りのようにグルグル同じことばかりを
考え続けてしまったりする傾向が強くなります。
明日にはすっきり解決したい、だから今日中に解決策を見つけておこうなんて
もっともらしい考えもあるかもしれませんが、
そんな自分にはだまされないで
せいぜいサックリと大筋や方向性だけ考えたら、
あとは
サッサと眠るのがいちばん。
なぜ、そんなに夜悩むことがよくないかと言いますと、
夜は通常、一日の活動を終えて身体も神経も疲労しています。
スイッチをオフにして休むべき時間なのです。
なのに、
ストレスフルな考えを
巡らせるということは
ますます疲れて、身体も神経もフラフラ。
これだけでもヴァータがさらに増えて悪化します。
ということは不安定な質がプラスされて、
さらに不安が増えます。
倍々に増えて行くヴァータは不安という不安定さで心に現れるのです。
そして、22時からはピッタ（火）の質が強い時間帯になるので、
人によっては激しやすくなり、また、そうでなくても感情の起伏が激しくなり、
物事を大袈裟に考える傾向が高まります。
自分の中のネガティヴちゃんが「今夜は盛り上がるぞー！ おー！」
なんてことになっているかも？？？
もともと小さな心配・不安だったものも
立派なネガティヴ・ドラマに仕立て上げられてしまうかもしれません。
そして、こんな時間に愚痴を話したり、悩みを話し出せば
止まらなくなってしまう
人もいるでしょう。
夜の眠りにつくべき時間を超えると、おかしな勢いが出てくることがあります。
これはある種のストレス発散にはなるものの、
時間と体力の浪費、問題の無駄な拡大化、
現実の脚色によるネガティヴ増幅などの
リスクが増し増しで、お互いのために良くありません。
たとえば、子猫の影が壁に大きく映っただけなのに、
それを巨大なモンスターのように捉えて、ギャーッ！ と怯えるような、
まるで客観性を見失ったような状態に陥る危険性までもが出て来るのです。
夜は音の響きが大きくなります。
例えばテレビの音量も日中ちょうどいいと感じていたヴォリュームが、
夜にはより大きく感じてヴォリュームダウンしたことはないでしょうか。
ここからは私個人の考えですが、夜は音がより響くように、
感情も響きがより大きくなるのではないかと思うのです。
楽しい宴会などは盛り上がることもあるし、
ネガティヴな感情が増幅されるというのは
昼間より感情も響きやすいのじゃないかと。
楽しいことならいいですが、
客観性を失ってしまっては問題の解決は遠のくものです。
こう考えても夜はサッサと眠るのがいちばんでしょう。
もし、悩み・不安について悩みたいなら、
朝日を浴びながら考えてみる
のはいかがでしょうか。
朝はよりシンプルに、前向きに、客観的に考えることを助けてくれますよ。
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