涼しくなったり、かっと日差しが強くなったりと相変わらず
アップダウンの激しい今日この頃。
アーユルヴェーダ的に解説すると、暑くなったり涼しくなったりと
大気が不安定ですから
それに引っ張られて人の身体も心も
不安定な傾向に転びがち。
ヴァータの質がぐっと増えて不安定になっているのですね。
こういう時ってなんだかいつになく食べてしまう
ことがありますが、これもある種の消化の乱れ。
身体が不安定な傾向にあるということは、
消化力も同じくそちら向きになるってことで、
急に食欲が盛り上がり、レストランであれもこれもと
オーダーした割には実際あまり食べられませんでした(>0<)
・・・とか、
昨日は食欲がもりもりだったのに、今日は今一つとか、
胃腸の調子も不安定になってしまうことがあるようです。
こういう感じになった時は、
たとえ食欲が盛り上がっていても
その勢いにのってのお召し上がりは
お薦めできません。
なぜって、大気が不安定で、だから身体も不安定で、
それに揺すぶられた結果の食欲ですから、
調子にのってたくさんいただくと
揺すぶられたまま消化しなくては
ならなくなり、
結果、ちゃんと消化できなかったりする
からです。
かなり変な例えですが、
ブランコをガンガンこぎながらパンを食べたとして、
その時、よく噛むことって難しいですよね。
そんな感じ(^0^)
しかし、ある人はブランコをガンガンこぎながら
パンをきちんと咀嚼することは困難だけれども、
ある人にとってはブランコをガンガンこぎながらも
しっかりとパンを咀嚼することは案外簡単で
らくに消化できるのかもしれません。
あらゆることに個人差は生じるものです。
なので、こうした不安定な大気の環境でもびくともしない人から、
原因不明の不調を感じる方まで様々なのです。
最近、なんだか食欲にムラがあるなぁ~とか、
めまいや便秘、眠りが浅い方などは、
こうした大気の不安定な影響を多少なりとも受けている
かもしれません。
こんな時、どう気をつければいいかと言いますと、
とにもかくにも早寝すること。
22時にベッドに入って、眠れなくてもかたくなに寝たふりをし続けて
眠るということをお薦めします。
そして、身体を冷やさないこと。
冷えを感じたらできれば塩を入れたお風呂などで温まる、
衣類などで防寒する、一時的にでもストーブなどで温まるなどして、
身体が冷えたまま放置しないことです。
食事は消化にやさしいメニューを選び、
適度な油も摂るといいですよ。
例えば、朝食に生野菜のサラダとバタートーストというよりは、
温かく油を含んだ野菜スープと柔らかめに炊いたお米が良いでしょう。
で、よく噛んで消化を少しでも助ける
ことがいいですね。
蛇足ですが、こうした不安定さがある時って、
心も同じく不安定になりがちです。
人によっては気分がコロコロ変わりやすくなったり、
考えが散漫になったり。
これもヴァータが悪化している不安定の赤信号ですから、
同じように早寝早起きや冷え対策、
お食事対策をされるといいようです。
散漫さが常に激しい人の場合は、
かなり意識的に取り組まないといけませんが、
それでもこうしたことにフォーカスしていくと
徐々に良い方向へ向かうんじゃないかと思います。
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