毎日コロナウイルスのニュースで揺れる日々ですね。実のところインフルエンザのほうが余程ヘビィだという話があるものの、とにかく今は免疫力を保つことが大切! 方法はいくつもありそうですが、まずできることは日々の食生活ということで、今回は日本の伝統的な健康食、梅干についてです。
“医者いらず”の梅干と免疫力の関係
梅干は古くから“薬みたいなもの”といわれていますが、これは梅の酸っぱさであるクエン酸による効果が大きいようです。クエン酸は血液をサラサラにして、血行を促し、免疫力を高めます。
梅干しを食べると風邪やインフルエンザにかかりにくいというのはこのため。しかも、梅はこのクエン酸の含有量が果実の中でナンバーワンなのです。
梅干が効く胃痛と、効かない胃痛がある!?
以前から胃が不調になると、なぜかおかゆと梅干が食べたくなって、若い頃はそれだけでいつも回復していました。今も、おかゆと梅干は私の第2の胃薬みたいなもの。これはなぜかと調べてみると。
胃炎や胃潰瘍、胃がんなどに影響があり、日本人の半数以上が感染しているといわれるヘリコバクター菌を抑制するシリンガレシノールという成分が梅干に含まれているからということが判明。
胃痛の時は刺激物を食べない方が良いという見方もありますが、あの酸っぱい梅干でよくなる場合があるのです。昔から梅干は薬のようにも食べられていますから、もし、不調で梅干しを食べたいと思ったら身体が必要としている可能性があります。
そういうときは、身体の感覚を感じながら食べる分量を加減して様子をみるといいかもしれません。
現代の梅干は、昔より減塩傾向
梅干は黄色く完熟した梅を塩漬けにして作るもので、現代は18%〜20%くらいの天然塩でつけられたものが多い模様。しかし、昔の梅干はもっと塩分濃度が高かったのです。
ご存知の通り塩は腐敗しない稀に見る食品。しかも他の食品も塩漬けにすることによって腐らせずに形を残すことができます。昔は防腐剤や冷蔵庫がなかったので梅干も、もっとたくさんの塩で漬けられていました。
昔ながらのしょっぱい梅干は防腐剤不要
しかし、現代は食べやすく、健康にも良いということで、昔に比べると塩分はかなり控えた作りに。これは、昔の梅干と比べて、それだけ保存期間が短くなっているとも言えること。今では塩の代わりにエチルアルコールや防腐剤を加えることが多くなっています。
健康食品としての梅干なら昔ながらのタイプ
梅干を嗜好品ではなく、健康食品としていただくなら、できるだけ昔ながらの塩でしっかり漬け込んだものが良いでしょう。塩が多い分だけカビや腐敗のリスクも少なく、防腐剤を使う必要もありません。防腐剤がわりに焼酎と一緒に漬けることもできますが、塩さえ多めに使えば、焼酎は梅干の容器や表面に軽くスプレーするくらいでOKです。
梅干を毎回1粒食べなくてもいいじゃない?
でも、しょっぱくてそんなに食べられないという方や、塩分を控えたいという人もいますよね。そういう場合は食べる量で調整しましょう。なぜか梅干しは1回で1粒食べるものと思い込んでいる方もいらっしゃるかもしれません。
梅干しは毎日ほんの少しずつでOKです。箸で崩して取るのもいいのですが、家族で共有する場合は、容器の中で梅干しをナイフで小さめに切り分けておくと食べやすいし、見た目にもきれい。
持病などで減塩が必要な方は別として、基本的に健康ならしっかり塩漬けされた梅干を適量摂るのがいちばん。減塩梅干やハチミツ漬けの梅干しは美味しいですが、健康食品という視点からすると昔ながらの梅干かなと思います。
お出かけ前にも梅干しを!
今は特に免疫力を上げておきたいときなので、外出前に少し梅干しを食べておくのもいいでしょう。ほんの少しでも、案外効いているように感じます。無理に食べる必要はありませんが、日本古来からの知恵の食べ物を取り入れることは、感染予防の第一歩に役立ちます。
そろそろ梅の季節。自家製で塩20%以上の梅干を漬けるチャンスですよー♪
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